Session Strings Pro2にて1トラックに複数の奏法を割り当てる方法について解説します。
Session Strings Pro2ではバイオリンやチェロの単体楽器の時はそこまで問題じゃないんですが、「Ensemble」(バイオリンとかチェロとかまとめて演奏するストリングス音源)を選んだ際、デフォルトではこのように
ベロシティ(音量)の入力量で奏法を変更することができるようになってます。でも、これだと2種類の奏法しか演奏できません。1つのトラックでレガートだったりスタッカートだったりアクセントだったりいろいろな演奏をさせたい場合、キースイッチモードに切り替える必要があります。
目次
ベロシティスイッチモードからキースイッチモードに切り替える方法
実際に、ベロシティスイッチモードからキースイッチモードに切り替える方法について解説していきます。
バーチャルキーボードは出しておきましょう
ちなみに、今回はバーチャルキーボードを出した状態で解説していきます。バーチャルキーボードを出していた方がわかりやすいので、まだ出していない方は出しておきましょう。
①画面左上の「Velocity Switch」のプルダウンメニューをクリック
まず、画面の左上にある「Mode」の「Velocity Switch」と書かれている右にある「∨」マークをクリック。
すると、プルダウンメニューが現れます。
②「Key Switch」をクリックする
プルダウンメニューから、「Key Switch」を選びます。
これで、キースイッチモードに切り替わります。
この時点では、一番下の赤い3つのキーがそれぞれの奏法が割り当てられています。
「C-1」キーを押したらサステイン奏法、「C♯-1」キーを押したらスタッカート奏法になるように設定されています。割り当てキーはかなり低い位置にあるので、赤いキーが表示されない場合はキーボードの低い音が表示されるまで下げてみましょう。
全部で9つの演奏方法を割り当てることができます。
割り当てたい奏法をキーに当てはめる方法
実際に、割り当てたい奏法をキーに当てはめていく方法を解説していきます。
①プルダウンメニューをクリック
例えば、「C-1」のキーに違う奏法を割り当てたい場合、画像の「Sustain」の横にある「∨」マークを押します。
すると、プルダウンメニューが現れます。
③好きな奏法を選ぶ
あとは、プルダウンメニューの中から好きな奏法を選びます。
奏法を割り当てた後
好きな奏法を割り当てたら、あとは演奏させたいタイミングで「C-1」をMIDI入力するだけです。
実際のMIDI入力の例
例えば、
C-1:レガート
C♯-1:スタッカート
に割り当てた場合、
「C-1」を入力した左の赤枠内はレガート奏法になりますが、次の小節で「C#-1」を入力した場所からの演奏はスタッカート奏法に切り替わります。
単体の楽器の場合、最初からキースイッチモードになっている
冒頭で、「バイオリンやチェロの単体楽器の時はそこまで問題じゃない」と書いたんですが、それは、単体楽器の場合、最初からキースイッチモードになっているんですね。だから特に指しよにキースイッチへの切り替えをする必要はありません。もちろん、キースイッチから逆にベロシティスイッチモードにも切り替えることもできます。まああんま使わないと思いますが。
まとめ
以上が、Session Strings Pro2にて1トラックに複数の奏法を割り当てる方法についての解説でした。「Ensemble」を選んだときもいろんな奏法を割り当てることができるので、ぜひ試してみてください。
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