Native InstrumentsのSESSION GUITARISTシリーズで、MIDIを打ち込んでいないのに、そのまま演奏が続いてミュートされない問題の対処法について説明します。
いろんな演奏方法を指定できるSESSION GUITARISTシリーズ
Native InstrumentsのSESSION GUITARISTシリーズは、MIDI打ち込みではむずかしい様々なギターの奏法を指定して鳴らすことができます。
ジャカジャカ鳴らしたり、アルペジオだったり、ジャーンと白玉音符の演奏だったり。
ギター弾かない人やギター持ってない人にとっては非常に便利な音源。
謎の不具合
SESSION GUITARISTは、ギター弾かない人やギター持ってない人にとっては非常に便利な音源。
しかし、ここでミュートさせたい、というタイミングでMIDI打ち込みを終わらせているにもかかわらず、そのまま演奏が続いてしまうこともあります。バグなのか仕様なのかわかりませんが...中途半端に1拍分くらいそのまま演奏し続けたりするんですよね。謎。
まあでもMIDI情報通りにミュートされることもあるので不具合だと思います。
今回は、そういった問題が起こった場合の対処法を解説していきます。
実際のやり方
実際のやり方は非常に簡単。
1,ミュート用のキーを用意する
まずは、ミュート用のキーを用意します。
今回は、奏法が何も指定されていないG1をミュートキーとします。
用意する、といってもデフォルトでは既に空なので、空=ミュートになります。
G1を打ち込んだらミュートになる、ってことです。F♯1も空なのでまあ正直どっちでもいいんですが。
2,ミュートキーを打ち込む
んで、例えば、画像のタイミングでミュートさせたくて、G1を打ち込んだとします。
しかし、なぜかそのまま演奏を続けるSESSION GUITARIST。こういった場合、
画像のように、少し手前でG1キーを打ち込むと、指定のタイミングでミュートができるようになりました。正確に言うと、16分音符1こ分手前にミュートキーを打ち込んだら、希望のタイミングでしっかりミュートされました。
うまく奏法が切り替わらない場合にもおすすめ
ミュートだけでなく、奏法が指定のタイミングで切り替わらない不具合のときにもこの方法は使えます。
例えば、A奏法B奏法を指定していたとします。
A奏法からB奏法に切り替える場合、指定のタイミングですんなり切り替わらないことが多々起きます。(なんでや)
そういった場合、上で説明したようにミュートキーをB奏法に切り替えたいタイミングの少し手前に打ち込んだら解決しました。
MIDI打ち込み画面上だとこんな感じになります。
奏法が切り替わらないのもたぶんバグ
指定したタイミングで奏法がうまく切り替わらないときも、たぶんバグです。そのままうまくいく時もあるので。はやく修正してほしいものですな...。
まとめ
以上、Native InstrumentsのSESSION GUITARISTシリーズで、MIDIを打ち込んでないのにミュートされずに演奏が続く問題の対処法についての解説でした。
ギターをできるだけ弾きたくない民にとってはSESSION GUITARISTは非常に便利で音も好きなので気に入っているのですが、たまにこういう不具合が起きるのでだいぶ面倒。
今回説明した通り、ちょっと手前(曲にもよると思うが、だいたい16分音符分手前)に奏法を指定していない空のミュートキーを打ち込めば解決するので、困っている方はぜひ参考にしてみてください。
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