Native InstrumentsのSESSION GUITARISTシリーズで、リフやコードの演奏途中で単音や和音の「ジャーン」を鳴らす方法について解説します。
SESSION GUITARISTシリーズでできること
リアルなギターを、MIDIで1つ1つノートをポチポチと打ち込んで表現するのは非常に面倒臭いです。しかも、全てMIDI打ち込みにするとどこか機械的になってしまってリアルじゃないんですよね。そんなときに重宝するのがSESSION GUITARISTシリーズ。
SESSION GUITARISTシリーズは、リフやコードを自動でかき鳴らしてくれるので非常に便利です。打ち込みというよりも、サンプル音源みたいな使い方ができるんですよね。
しかし、リフやコードをジャカジャカ鳴らしていて、途中や最後に単音や和音で「ジャーン」と鳴らしたい時も出てきますよね？今回はそのやり方を解説していきます。
ちなみに
ちなみに、ただ単に単音を鳴らしたいだけの場合、（Melody）と書かれている音源を読み込むだけです。
今回は、Melody音源ではなく、コードやリフを演奏する音源（画像だとPicked Acoustic.nki音源）を使った場合の単音や白玉音符の出し方になります。
単音や和音で「ジャーン」と白玉音符を鳴らす方法
①弾いたままの音を出す設定をする
まずは、弾いたままの音を出す設定をします。※こちらの設定が必要無い場合もあります（Strummed Acoustic等）
赤枠の「Voicing1」と書かれているボタンを押します。
プルダウンメニューが出てくるので、一番上にある「As played」を選びます。
これで、演奏した通りの音を出す設定が完了しました。
画像のバーチャルキーボード上の、水色のゾーンの演奏がそのままMIDI演奏として反映されます。
鳴らしたい音は、必ず水色ゾーンから選びます。
②奏法を指定する
お次は、奏法を指定します。
画像のバーチャルキーボード上の赤、紫、緑のゾーンは奏法を指定するゾーンになります。
赤はジャカジャカ演奏やアルペジオ演奏などの奏法を指定するゾーンなので今回は使いません。
紫ゾーンのG＃1かA1が白玉音符になります。
ちなみに同じ紫ゾーンのA#1はミュート。緑はグリッサンドになります。
G＃1とA1、どっちがいいかはお好みで。
③鳴らしたい音と奏法指定キーを同時に鳴らす
あとは、鳴らしたい音と、奏法指定のキーを同時に鳴らすだけ。
実際のMIDI打ち込み画面はこんな感じ。
赤で囲ったノートが奏法指定ノートです。今回はG＃1を選びました。画像だとコードになっていますが、一番最初に「As played」を選んだのでもちろん単音での演奏もできます。
まとめ
以上、Native InstrumentsのSESSION GUITARISTシリーズで、リフやコードの演奏途中で単音や和音の「ジャーン」を鳴らす方法についての解説でした。
もう既にSESSION GUITARISTシリーズの基本を抑えている方は、紫ゾーンのG＃1かA1が白玉音符って覚えておけばいいと思います。
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