今回は初心者向けの記事。挿すだけでミックスのクオリティがアップするプラグインを3つ紹介したいと思います。
自分でミックス・マスタリングした曲が他の人の曲と比べて
・音圧が足りない
・音が篭っている気がする
などと感じる方はぜひ参考にしてみてください。
①アナライザー
まず1つめはアナライザー。
アナライザーは、視覚的に周波数分布を確認することができます。耳だけで確認しているとどうしても限界があります。特に耳は長時間作業するとバカになりますからね。信用できません。目と耳両方で確認すると確実。マスタートラックの一番最後に挿しましょう。ミックスでもマスタリングでもアナライザーは挿しておくと便利。
おすすめのアナライザー
私のおすすめはADPTRのMetricAB。アナライザー機能はもちろんお手本にしたい曲と聴き比べ、見比べることができます。
まあでも初心者の方にはアナライザーに2万円弱はちょっと高いかと思うので普通にDAWに付属のやつでいいかと思います。あとはプラグインのバンドルとか購入するとついてくることが多いのでそちらでもいいかと思います。
②リミッター・マキシマイザー
こちらはマスタリング段階で挿すやつ。「なんか自分の曲、他の人の曲に比べて音ちっさいんだけど!?」と感じる方は、リミッター・マキシマイザーをかけてみましょう。
リミッター・マキシマイザーはどちらも音圧を簡単に上げることができます。
どちらも基本的な構造はコンプレッサーと同じです。
リミッターとマキシマイザーの違い
リミッターとマキシマイザーは、どちらも音圧を稼ぐことができますが、正確には
・リミッターは音圧上げ用のプラグインではなく、設定したレベル以下に抑えるためのもの
・マキシマイザーは音圧を上げるためのもの
になります。
リミッター・マキシマイザーはほどほどに
リミッター・マキシマイザーを使えば簡単に音圧を稼ぐことができますが、リミッター・マキシマイザーはかけすぎる(音を潰しすぎる)と音質が悪くなったりダイナミクスが失われるのでほどほどに。
リミッター・マキシマイザーはDAWのものでOK
リミッター・マキシマイザーはDAWに付属で付いていることが多いです。DAW付属のものでも十分使えるので、まだ使ってみたことが無い方は試してみてください。
③M/S処理プラグイン
こちらもマスタリング用のプラグイン。M/S処理とは、M(真ん中)S(サイド)に別けて処理すること。簡単に説明すると、M/S処理プラグインを使うことで、音に広がりを持たせてステレオ感をアップさせることができます。(逆に真ん中を強調させたいこともできます)
サイド成分をデブらせたり痩せさせたりできる、と考えるとわかりやすいかもw
「他の人の曲に比べて、自分の曲は音が篭って聴こえる」という方はM/S処理プラグインを挿してみると簡単に広がりを作ることができます。
プラグインが無くてもM/S処理はできるが...
正確に言えば、プラグインは無くてもM/S処理はできるのですが、あったほうが100倍くらい楽です。
おすすめのM/S処理プラグイン
個人的にはWavesのCenterがめちゃくちゃ楽でおすすめ。音は大味なんですが、操作がとにかく楽です。
まとめ
以上、初心者の方向けの、挿すだけでミックスのクオリティがアップするプラグイン3つの紹介でした。どのプラグインも操作自体は簡単なので、まだ挿したことないプラグインがあったらぜひ試してみてくだされ。
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