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【Cubase】マルチバンドコンプレッサーの基本〜サイドチェイン機能の使い方まで

今回は、Cubaseに付属のマルチバンドコンプレッサー(MultibandCompressor)の基本的な使い方からサイドチェイン機能の使い方まで解説します。

 

サイドチェイン機能を使うことで、特定トラックの発音タイミングでコンプレッションすることができます。例えば、キックの発音タイミングでベースをコンプレッションすることでキックを際立たせることができます。ダンスミュージックとかでよくありますよね。うねうねしたベース。

 

その応用で、マルチバンドコンプレッサーでサイドチェイン機能を使うと、

特定トラックの発音タイミングで、特定の周波数帯域をコンプレッションすることができます。

 

歌が鳴ってるときだけ、コード系楽器の中域をコンプレッションして歌をさり気なく際立たせるなんてこともできます。

 

んではまずは基本から順に解説していきます。

マルチバンドコンプレッサーの使い方の基本

まずは、マルチバンドコンプの基本的な使い方を軽く解説。

まず、エフェクトかけた直後はこんな感じ。最初から全体的にコンプがかかっております。

 

画像の通り、4つの帯域に分けてコンプレッサーをかけることができます。

帯域の数値は視覚的にいじって簡単に区分を指定することができます。

各周波数帯のツマミは基本的なものなので、通常のコンプレッサーの使い方と同じです。ので今回は割愛。

 

特定の帯域にコンプをかけたくない場合

特定の帯域だけなにもコンプをかけたくない、という場合は各帯域のバイパスボタンを押しましょう。

 

特定の帯域だけコンプのかかり具合を確かめたいとき

特定の帯域だけコンプのかかり具合を確かめたい場合はロボタンを押すと確認できます。

 

以上が基本的なマルチバンドコンプの使い方。お次はサイドチェインの使い方を解説します。

 

マルチバンドコンプレッサーのサイドチェイン機能の使い方

まず、「Side-Chainを有効化」ボタンを押してサイドチェイン機能をオンにします。

有効化ボタンの右側にある「Side-Chain 入力を設定」ボタンを押して、どのトラックから信号を送るかを設定していきます。

「Side-Chain 入力を追加」をクリック。

プロジェクト内のトラックがずらっと並んでるので、指定したいトラックを選びます。

今回はボーカルから信号を送りたいのでVocalを選んでみましょう。

基本はこれで、送った信号のタイミングで特定帯域にコンプをかける準備ができました。

 

お次は、サイドチェインセクションをいじっていきます。

サイドチェインセクションの使い方

サイドチェインセクションの役割

基本的に、サイドチェインを有効化して信号を送るトラックを指定したら、コンプはかかります。が、まだ特定のタイミングでのコンプはかかりません。サイドチェインセクションをオンにして、さらにより細かな設定を行っていきます。

 

サイドチェインセクションの有効化

サイドチェインセクションは、「SC」ボタンを押すことで開くことができます。

SCボタンを押すと、こんな感じで下にツマミが現れます。

 

サイドチェインセクションはデフォルトではオフになっているので、

電源ボタンを押してサイドチェインセクションをオンにしましょう。

各帯域ごとにスイッチがあります。

 

サイドチェインセクションの各ツマミの意味

サイドチェインセクションには、

「FREQ」「Q-FACTOR」の2種類のツマミがあります。

公式の解説によると、

Frequency
「Side-Chain」ボタンをオンにした場合に、サイドチェーンフィルターの周波数を設定します。

Q-Factor
「Side-Chain」ボタンをオンにした場合に、フィルターの幅またはレゾナンスを設定します。

引用元:MultibandCompressor

となってます。

 

ここで疑問が。

いや周波数帯域とか、一番最初に設定したよね!?とw

マルチバンドコンプの一番上で指定したやんけ、と思った人いるのではないでしょうか。ええ、私も最初はわけがわからなすぎて禿げかけました。

ここで周波数帯域指定したやんけ...と。

なんでまた周波数帯域指定せにゃならんの???と思って色々ぐぐったのですが詳しく解説しているサイトは出て来ず...で、海外のYouTube見たり自分で音を確かめてみたのですが、どうやらサイドチェインセクション=サイドチェインフィルターの設定ということらしい。

 

※サイドチェインフィルターとは?

サイドチェインフィルターとは、コンプレッサーにフィルターをかけること。

コンプかけたくないよーって帯域をフィルターで指定してコンプがかからないようにします。

例えば、まとまったリズムトラックでキックだけ過剰にコンプレッションさせない、みたいな設定をすることができます。

普通のコンプレッサーについているサイドチェインフィルターだとローカットのみ。

 

要はサイドチェインセクション=各コンプにかけるフィルターの設定

要は、サイドチェインセクションでは、4つの各コンプに、コンプにかけるフィルターの設定をしてね、ってことです。

 

というわけで、サイドチェインセクションのツマミのそれぞれの意味は、

  • FREQ=各コンプにかけるフィルターの周波数帯域を指定する
  • Q-Factor=EQのツマミのQとほぼ同じ意味で、サイドチェインフィルターの山の鋭さ(幅)を決める

となります。

Q-Factorに関しては、EQのQを思い浮かべてみるとわかりやすいかと思います。

Qの値が低いと緩やかになって

 

Qの値を上げると、山の形が鋭くなります。

んで、このQを思い浮かべて音を聞いてみると気づくと思うんですが、まさにやってることがデュアルフィルターと同じなんですよね。

こいつ。

ツマミの名前は違いますが、「POSITION」=「FREQ」、「RESONANCE」=「Q-FACTOR」と考えるとしっくり来ます。

厳密にはデュアルフィルターは音をカット、サイドチェインフィルターはコンプをスルーって感じですが視覚的には非常に似てます。

 

雑コラすると、こんなイメージで音を作る感じです。

各帯域のコンプにフィルター搭載してるみたいな。

視覚的に理解するとこんな感じ。

Qゆるめで1kHz指定にしたら、コンプのフィルターがこんな感じでゆるくかかり、音も自然。

 

2.5kHzでQマックスにしたらこんな感じに鋭くフィルターがかかる。音自体も鋭い感じになります。

みたいに理解しておくとわかりやすいかと思います。

  • 山の内側=コンプかからない
  • 山の外側=コンプかかる

となります。

まあEQっぽく理解すると、実際の音的には山の形は逆になりますね。とか言い出すと頭がぐちゃぐちゃになりそうですが...。

 

実際の音作りでは、

FREQでピンポイントに周波数帯域を指定し、狙った周波数帯域で

  • 自然な仕上がりにしたい場合→Qの値を小さく
  • すっきりシャープ、くっきり変化させたい場合→Qの値を大きく

すると狙った音を作りやすいかと思います。

 

まとめ

まあ、要はマルチバンドコンプで指定した帯域のさらに細かい場所でのコンプのかかり具合の設定って覚えておくとわかりやすいかと思います。

あくまで指定した帯域内のさらに細かい設定なので、サイドチェインセクションでは、最初にマルチバンドコンプ側で指定した帯域とあまりにかけ離れた帯域を設定すると、変化がわかりませんので注意。最初のマルチバンドコンプでの指定範囲内の帯域にすると変化がわかりやすいです。

 

ここまでなんとか画像と文字で解説してみましたが、どうしてもよくわからん!という人は、簡単なトラックを2つ用意して、実際にツマミを動かしながら音を確認していくと腑に落ちるかと思います。がんばってー。

【3万円以下】DTM・レコーディングにおすすめのモニターヘッドホン5選

音楽制作やレコーディングでは、正確な音質を再現するために高品質なモニターヘッドホンが欠かせません。しかし、予算に制約がある場合でも、3万円以下で手に入れることができる優れたモニターヘッドホンがあります。この記事では、DTM(デスクトップミュージック)やレコーディングにおすすめの、予算内で手に入れられるモニターヘッドホンを5つご紹介します。

1,SONY MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン(1万6000円前後)

どこのスタジオにも置いてある超定番スタジオ用モニターヘッドホン。通称900ST。とりあえず迷ったらこれ買っとけばOK。ほんとにフラットな音。お値段は1万6〜7000円ほど。

ただし個人的にはちょっと高音が痛い。ノイズとかすごく見つけやすいですがぶっちゃけつけ心地は最悪です。密閉型なので外に音が漏れず、トラック制作やミックスだけでなくレコーディングにもおすすめ。

 

2,SONY MDR-M1ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン(2万9000円前後)

900STの後継機と言われているM1ST。ハイレゾ音源にも対応しています。900STよりも高音が抑えられ、低音が豊かとの意見が結構ありました。お値段は3万円弱。

 

【比較】900STとM1STはどっちがおすすめ?

業界定番の900STとその後継機M1STですが、どっちがおすすめかって話ですが、結局900STに勝るものなし、という感じで後継機M1STを買っても900STを手放せないという人も結構いました。

自分で実際に聴き比べてみるのが一番かと思いますが、色々調べて特性をまとめてみるとこんな感じでした。

 

  • 900ST→ボーカルレコーディング等のノイズチェックに向いている
  • M1ST→900STよりもフラットなので作曲や編曲に向いている

 

900STをこれから買う人は、900STだけでミックスしようとすると大変なのでモニタースピーカーも忘れずに購入した方がいいでしょう。

特にレコーディングとかはせず、作曲やアレンジ、ギリ音作りまでの作業が主なら、M1STの方がいいでしょう。

 

3,SONY MDR-7506 密閉型スタジオモニターヘッドホン(1万3000円前後)

持ち運びたい人におすすめなのがMDR-7506。900STよりも柔らかい音が特徴。日本国内では900STが有名ですが、海外ではこっちの7506のが有名みたい。音楽スタジオだけじゃなくDJモニターや映像制作の現場でも利用されています。

あれもこれも、といろんな用途に使いたい人はMDR-7506一択ですかね。900STよりも低音がよく出るようですが、柔らかいので聴き疲れしにくい音だとか。お値段1万3000円程度。

 

4,AKG K240 セミオープン型ヘッドホン(6000円前後)

AKGのモニターヘッドホン。お値段なんと6000円ほどの激安モニターヘッドホン。ただし、セミオープン型なので、外に音が若干漏れます。なので、レコーディングには向きませんが、コスパが良いとの声多数。

ミックスやマスタリング、リスニング、練習用向き。生音をレコーディングする予定の無い方で予算を抑えたい人はこちらが一番お安く済みます。

ただ、900STの方がノイズチェックなどはやりやすいというレビューがいくつかありました。聴き心地は良いらしいのですが、モニターヘッドホンとしてはやはり900STのが優れてそう。作曲や練習、トラックメイキングとかには良さそうですが。

 

5,AKG K271MK2 密閉型モニターヘッドホン(1万2000円前後)

お次もAKG。こちらは密閉型なので、レコーディングにも使えます。

AKG版の900ST(SONY)との声も多く、音質はしっかりモニター向きでフラット、作業しやすいとのこと。

900STの高音の突き刺さる感じやつけ心地が苦手な人はこちらに流れてる印象。まあ、とはいってもやはり900STのが解像度は上らしいので、ノイズチェックなど悪い部分を見つけやすいヘッドホンを求めている方は900STのが無難ですかね。

 

まとめ

というわけで、3万円以下で買えるDTM・レコーディングにおすすめのモニターヘッドホン5選でした。迷ったらとりあえず一番最初に紹介したSONYの900STでいいんでないかな。ど定番だし。

んで、実はこんなにおすすめしておきながら申し訳ないのですが、私は900ST使っておりませんw

900STはほんとど定番なので、人には自信を持って勧めるけど、私自身はあのつけ心地とあの見た目とあの耳に突き刺さる音が嫌いすぎてBeatsのヘッドホン使ってます。(すでに廃盤)

が、それが許されるのはモニタースピーカー持ってるからなので、モニタースピーカー持ってない人は大人しく900STで良いと思います。

やっぱり一度は900STの音聴いてどんなもんか知っとくのは大事だと思う。

 

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Cubase作業が格段に速くなるショートカットカスタマイズ4選

今回は、Cubase作業が格段に速くなるおすすめのショートカットカスタマイズを4つ紹介します。

何度かショートカットに関する記事は何度か書いたのですが、今回はカスタマイズしといた方がいいショートカットについてまとめてみました。

 

Cubaseはショートカットをカスタマイズできる

Cubaseは、自分で好きなようにショートカットをカスタマイズできます。既にデフォルトで設定されているショートカットを自分の好きなキーに割り当てたり、デフォルトではショートカットキーが割り当てられていない操作も自分でキーを割り当てることができます。

詳しいやり方はこちらで解説しています。

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カスタマイズショートカットはどのキーに割り当てたらいい?

自分で設定したショートカットは、既に使い慣れている似たようなショートカットの隣とか近くに設定しておくと覚えやすく忘れにくいのでおすすめです。新たに割り当てたいショートカットが、既にデフォルトで他のショートカットに設定されていたとしても、あんまり使わないなら上書きしちゃってOK。そのショートカットは多分一生使わないからw

いや使うかもだけどおそらくかなり遠い未来の可能性大なのであんまり気にしなくてOKです。

 

おすすめのショートカットカスタマイズ

今回は、私がおすすめのカスタマイズしたほうがいいショートカットを紹介します。

 

1,VariAudioのピッチクオンタイズ

まずはVariAudioのピッチクオンタイズ。Melodyneとか使ってる人はあまり関係ないのですが、Cubaseのピッチ編集機能VariAudioでピッチ編集している人は、MIDIのクオンタイズのように、ピッチ編集でも一発でクオンタイズできるようショートカットを設定しておくことをおすすめします。

 

「VariAudioピッチクオンタイズ」のショートカット設定方法

キーボードショートカット設定画面の、

「サンプルエディター」フォルダ内の「VariAudio - ピッチをクオンタイズ」から設定できます。

画面上の検索ボックスで検索するとはやいです。ちなみに私は「W」に設定しております。MIDIクオンタイズが「Q」なので、隣の「W」が覚えやすいかなーという理由。

 

VariAudioのピッチクオンタイズに関してはこちらで詳しいやり方を解説しています。

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2,録音

お次は録音。このボタンね。

デフォルトではテンキーのショートカットが割り当てられているので、テンキーを持っている方は別に何も設定する必要はないのですが、テンキーを持っていない方は自分でショートカットを設定したほうがかなり楽になります。

 

「録音」のショートカット設定方法

キーボードショートカット設定画面の、「トランスポート」フォルダ内の「録音」ってところにあります。

ちなみに私は「D」にしております。

 

3,MIDIイベントの終わりをクオンタイズ

MIDIのクオンタイズは、基本的に出だしを揃えることができますが、終わりも揃えることができます。デフォルトでは設定されていないので、自分で設定しておくと便利です。

 

MIDIイベントの終わり」のショートカット設定方法

キーボードショートカット設定画面の、「クオンタイズカテゴリー」フォルダ内の「MIDI イベントの終わりをクオンタイズ」ってところにあります。

ちなみに私は「Control + Q」にしております。

 

4,スタジオ設定

音がならなかったり、どのオーディオインターフェイスが繋がっているか確認する際に「スタジオ設定」はよく開くと思うので、ショートカットを設定しておくと便利。

この画面ね。

 

MIDIイベントの終わり」のショートカット設定方法

キーボードショートカット設定画面の、「デバイス」フォルダ内の「設定」ってところでショートカットを決められます。


ちなみに、私は「F5」に設定しております。

 

「オーディオコネクション」のショートカットが「F4」なので、隣だと覚えやすいかなーという理由。「オーディオコネクション」と「スタジオ設定」はセットでよく使うので。

 

まとめ

以上、Cubase作業が格段に速くなるおすすめのショートカットカスタマイズ4つでした。今回は私のおすすめですが、基本的に自分がよく使うなーっていう操作があったらすぐに「ショートカットあるかな?」「ショートカット設定できないかな?」と探してみるのがおすすめ。プラグインとかシンセとかの操作じゃなければ基本的にいろいろとショートカット設定できます。

ちなみに、プラグインやシンセとかの操作を効率化したい場合はプリセットとして保存しておくことがおすすめです。

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みなさまも日々効率化のためにいろいろと試してみてくださいませ。

 

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【Cubase】エフェクトの設定をプリセットとして保存する方法・使用方法・消去方法まとめ

Cubaseで、エフェクトのツマミや数値を自分でいろいろいじった後、その設定をプリセットとして保存し、再び別のプロジェクトで使用したいときってありますよね。そういった場合のプリセットとして保存する方法や使用方法、そしてそのプリセットの保存場所や消去方法を解説していきます。

 

エフェクトの設定をプリセットとして保存する方法

まずはエフェクトの設定をプリセットとして保存する方法について解説します。

 

1,プリセットの管理を開く

まずは、画像の通り、◇のような形をした画像をクリックして、「プリセットの管理」ポップアップメニューを開きます。

 

2.「プリセットを保存」をクリック

ポップアップメニューが開いたら、「プリセットを保存」をクリック。

 

3,プリセットの名前を入力する

画像のピンク枠の部分に、自分で考えたプリセットの名前を入力します。

入力したら「OK」ボタンをクリック。これでプリセットが保存されました。

今回は「Dance Master」というプリセットをいじったものなので、「Dance Master My Preset1」という名前にしておきました。

 

※カテゴリー分けなどをしてフィルタリングを利用したい場合は、右上の歯車アイコンをクリックして「属性インスペクターを表示」して属性を設定する必要があります。属性の設定方法については後ほど詳しく解説します。

保存したプリセットの使用方法

保存したプリセットの使用方法は簡単です。デフォルトと同じプリセットと全く同じ読み込み方(画像のピンク枠をクリック)でOKです。


保存した独自のプリセットを使いやすくする方法

普通にプリセットを保存した場合、デフォルトのプリセットと混じってしまうので、時間が経ってしまうとどれが自分で保存したプリセットかわからなくなってしまうこともあるでしょう。また、たくさんプリセットを保存していくと、どのような場面で使うプリセットなのかごちゃごちゃしてわかりにくくなってしまうこともあるかもしれません。

そういった場合の対処方法を紹介します。

①レーティング機能を使う

独自のプリセットを素早く見つけやすくするために、レーティング機能の利用がおすすめです。

ピンク枠部分をダブルクリックして星(ほんとはアスタリスクらしいw)をつけておくと、探しやすいです。

 

②属性を設定する

先程のプリセット保存の場合と同じように、まず

1,をクリックして「プリセットの管理」ポップアップメニューを開き

2,「プリセットを保存」をクリックします。

 

3,ピンク枠の中から、属性を設定したいプリセットを選びます。

3,右上にある歯車アイコンの「属性インスペクターを表示」をクリックします。

4,カテゴリー分けなどができるので好きなように設定し、「OK」ボタンをクリックします。

これで、プリセットを読み込む際にフィルタリングが利用できるようになってより使いやすくなりました。

保存したプリセットの消去方法

お次は、独自のプリセットを消去する方法を解説していきます。間違って保存してしまったプリセットやもう使わないプリセットを消去することができます。

 

消去の場合も、プリセットを保存する場合と同じように、

1,をクリックして「プリセットの管理」ポップアップメニューを開き

2,「プリセットを保存」をクリックします。

 

3,削除したいプリセットを右クリックすると、「削除」が出てくるのでここをクリックすると削除できます。プロジェクトのテンプレートみたいに削除できます。

保存したプリセットの保存場所(PC内)

プリセットの保存場所を表示する場合は、削除の場合とほぼ同じ手順です。

1,をクリックして「プリセットの管理」ポップアップメニューを開き

2,「プリセットを保存」をクリックします。

 

3,保存場所を表示させたいプリセットを右クリックして、「Finderで開く」をクリック。(MacだとFinderになるんですがWindowsの場合は違う名前になるのかな?)

 

さきほどの「削除」の下にあるやつですね。

 

Finderが開いて、ファイルの保存場所がわかります。

ここから削除することもできます。

 

まとめ

以上、Cubaseでのプラグインのエフェクトの設定をプリセットとして保存する方法・使用方法・消去方法の解説でした。

まあ、要はエフェクターの◇マークを押して「プリセットを保存」をクリックすれば保存も変更も削除も表示も全部できるようになっております。

そして、保存したプリセットは通常のプリセットと同じように使用できます。

とても簡単なので、覚えておきましょうー。

特に、毎回同じようなエフェクトの設定になるって人は、思い切ってその設定をプリセットとして保存すると、非常に作業が効率化されるのでプリセットの保存はめちゃくちゃおすすめです。

 

 

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ゲーム制作に使える!著作権フリーの有料音楽配布サイト4選

ゲーム制作において、音楽はプレイヤーの感情や体験に大きな影響を与えます。しかし、著作権の制約や高額なライセンス料が課題となることもあります。そこで、著作権フリーの有料音楽を提供しているサイトを紹介します。

以下は、ゲーム制作に使える優れた著作権フリー音楽配布サイトの4選です。

 

1,AudioStock

まず1つ目は、AudioStock。国内最大のストックミュージック販売サイトです。

AudioStockは、その幅広い音源ライブラリーと、簡単かつ迅速に検索・購入できる使い勝手の良さが特徴です。ユーザーは、自分のプロジェクトに合った音楽や効果音を見つけることが容易で、高品質の音源を素早く取得することができます。また、ライセンスの柔軟性も魅力で、商業利用から個人のクリエイティブプロジェクトまで、多くの用途に対応しています。

 

AudioStockの料金体系

単品購入

効果音やボイスは660円、BGMは1,210円から、ボーカル入り楽曲は3,630円から購入可能です。

定額制スタンダードプラン

定額制スタンダードプランの場合、月額2,365円から利用可能です。

audiostock.jp

 

2,Pixta

Pixtaは、写真やデザイン、イラスト、動画素材などの有料素材を販売しているサイトとして有名ですが、音楽や効果音等も販売しています。AudioStockと提携しているので、AudioStockと一部販売素材が被っています。

 

Pixtaの料金体系

単品購入

効果音やボイスは550円、BGMは1,100円から、ボーカル入り楽曲は3,300円から購入可能です。AudioStockと全く同じですね。

 

定額制プランは無し

Pixtaの場合は写真や動画の定額制プランはあるのですが、音楽の定額制プランはありません。

ストックフォト【PIXTA】

3,Epidemic Sound(海外)

Epidemic Soundは、高品質の音楽トラックと効果音を提供する海外のサイトです。膨大な音楽ライブラリから選択でき、月額サブスクリプションプランを提供しています。利用者は、サブスクリプション料金を支払うことで、音楽トラックを制限なく使用できます。ただし、基本は動画制作者向けサービスのため、ゲーム制作に利用するには個別に許諾を得る必要があるのでちょっと面倒かもしれません。一応他の海外のサイトと違って日本の代理店があるのは嬉しいところ。

Epidemic Soundの料金体系

シングルトラックライセンス

1曲99ドルから購入可能。

サブスクリプション

サブスクリプション型で、19.99ドルから利用できます。

 

注意点

さきほど説明したように、ゲーム利用の場合は

  • 別途許諾を得る必要がある
  • 追加料金有り

となっているので注意しましょう。シングルトラックライセンスもサブスクリプションも、どちらも別途許諾と追加料金が必要です。

epidemicsound.jp


4,Audiojungle(海外)



Audiojungleは、数多くの著作権フリー音楽トラックや効果音を提供している海外のサイトです。1ドルから曲や効果音を販売しています。

個別のトラックを購入するスタイルで、幅広いジャンルや価格帯から選択できます。プロの作曲家から素晴らしい音楽を手に入れることができます。

ちょっとライセンスが複雑なので英語が得意な人におすすめです。

themeforest.net

Audiojungleの料金体系

効果音は1ドルから、曲は5ドルから販売しています。

 

効果音と音楽ではライセンスの仕組みが異なるので注意が必要です。

例えば、効果音ライセンスの場合、シングルユース(最終製品数1)とマルチユース(最終製品数無制限)の2種類となっており、マルチユースはシングルユースの倍の料金になります。

 

音楽のライセンスも、プロジェクトの規模によって細かく料金が変わってきます。

効果音の利用のみが現実的だと思われます。

audiojungle.net

一番のおすすめは?

個人的に、一番のおすすめは国内サイトのAudioStockです。今回紹介した中で一番ライセンスの規約がシンプルです。そして、日本のサイトなので安心。

また、動画利用の場合はサブスクリプションサービスができるサイトは多いですが、ゲーム利用でサブスクリプションサービスが利用できるのは唯一AudioStockのみです。大量に効果音や音楽を利用したい場合、AudioStockのサブスクリプションが一番お得かな、と思います。

 

AudioStock割引コード

さらに、こちらのURL経由でご契約していただくと、定額制スタンダードプランが3,300円分割引が適用されます(*^^*)

audiostock.jp

割引は、無料トライアルの後の本契約の際に適用されます。つまり実質2ヶ月無料トライアルができることになります。

そもそも無料トライアルできるのにその後も割引が適用されるのでまじで超お得です。

 

※この記事でご紹介している月額料金や割引料金は変動する可能性があります。実際にご契約する前に、料金をよく確認してください。

 

ちなみに、私もAudiostockで曲や効果音を販売していますのでよかったらチェックしてみてください。

 

 

まとめ

以上が、ゲーム制作に使える著作権フリーの有料音楽配布サイト4つでした。

これらのサイトは、ゲーム制作で使用する音楽を手に入れるための優れたサイトです。著作権の心配なく、高品質の音楽を利用できることから、ゲーム制作者の方にとって非常に便利です。ゲームの世界をより魅力的にし、プレイヤーに素晴らしい体験を提供するために、ぜひこれらのサイトを活用してみてください。

 

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音楽の知識が無くてOK!超簡単にBPM解析ができる無料PCソフト2選(iPhone、iPadも対応)

音楽に詳しくない方でも、楽曲のテンポを正確に把握したい場合もあるでしょう。そこで、今回は音楽の専門知識が不要で、誰でも簡単にBPM解析ができる無料のPCソフトウェアを2つご紹介します。音楽のプロでなくても、BPM解析が手軽に行える方法を説明します。

 

今回紹介するのは無料DJソフト

まず、今回紹介するのは音楽制作ソフトではなく、無料のDJソフトです。音楽制作ソフトでもBPMは解析できるんですが、解析するまでにちょっとややこしかったり、細かく解析しすぎたりして正直使いにくいです。そのため、音楽制作ソフトは正直あまりおすすめしません。DJソフトの方が軽いし使いやすいしシンプルなのでおすすめです。

 

1,rekordbox

まず1つ目はrekordbox

実際に私も使っております。

「rekordbox」は、主にDJやクラブミュージックのプロデューサーに向けて開発されたDJソフトウェアと楽曲管理ツールです。rekordboxは、Pioneer DJが提供しており、DJのための様々な機能やツールを提供しています。BPM解析程度なら無料で利用できます。

有料版だとDJミックスの録音や保存ができる、という感じです。

 

対応ハードウェア

ダウンロード

こちらのページからダウンロードページに飛べます。

rekordbox.com

 

実際のBPM解析のやり方

実際のBPM解析のやり方を解説します。やり方はひじょーに簡単。アプリを起動したら、

画像のピンク枠の中どこでもいいので、楽曲ファイルをドラッグアンドドロップするだけ。

 

すると、こんな感じに

「74」と数字が出てBPMが解析されました。以上、これで終了です。

 

2,Traktor DJ 2

2つめはTraktor DJ 2

Traktor DJ 2」は、Native Instrumentsが開発した無料のDJソフトウェアです。

こちらもrekordboxと同じくBPM解析は問題なく無料で利用できます。というか無料版が「Traktor DJ 2」で、有料版が「Traktor Pro 3」とそもそも名前が違います。

有料版だとDJで使えるデッキの数が増えたり、使えるハードのコントローラーの数が増えたりするってだけです。BPM解析だけで利用するなら無料版でも全く問題ありません。

 

対応ハードウェア

iPhoneは対応していないので、iPhoneで解析したい人はrekordbox一択。

ダウンロード

ダウンロードはこちらから↓

www.native-instruments.com

 

余談

rekordboxは、BPM解析の際にドラッグアンドドロップだけでいいんですけど、Traktor DJ 2の場合は一旦iTunesのように楽曲をアプリに読み込んでから同じようにドラッグアンドドロップする必要があります。

別に楽曲アプリを読み込む方法はとても簡単なんですけど、1手間増えるのが面倒で私はrekordboxの方を使っています。まあどっちもほぼ同じソフトなので両者に違いはあまりありません。

まとめ

というわけで、音楽の知識が無くても、誰でも簡単にBPM解析ができる無料のPCソフトウェアを2つご紹介しました。

 

これらの無料PCソフトウェアを使えば、音楽の知識がなくても、BPM解析をスムーズに行うことができます。どちらのツールも使い勝手が良く、音楽知識の無い方はもちろん音楽の知識のある音楽制作者の方やDJにも非常におすすめです。

どれも簡単に利用できるので、ぜひ試してみてください。

 

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【Cubase】自分で好きなショートカットキーを割り当てる方法(ショートカットの変更方法)

今回は、Cubaseで自分で好きなショートカットキーを割り当てる方法(ショートカットをカスタマイズする方法)を解説していきます。

最初から割り当てられない動作であっても、簡単にショートカットキーを割り当てることができます。

Cubaseではショートカットキーをカスタマイズできる

Cubaseでは、デフォルトでショートカットキーが割り当てられていますが、そもそも割り当てられていない動作にショートカットキーを割り当てたり、デフォルトのショートカットキーを自分で好きなキーに変更することができます。

 

こちらの記事でちらっと紹介したんですが

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Cubaseのピッチ編集機能のVariAudioのピッチクオンタイズにショートカットキーを当てはめることはまじでおすすめ。Melodyneでなく、VariAudioを使ってピッチ編集してるよーって方には激しくおすすめします。

 

実際のやり方

では、実際のやり方を解説していきます。VariAudioのピッチクオンタイズを例に説明していきます。

 

1,「キーボードショートカットを開く」

まずは、Cubaseを開いた状態でメニューの「編集」から「キーボードショートカット」をクリックして開きます。

 

2,設定変更したい動作を選ぶ

キーボードショートカットのウインドウを開いたら、ショートカットの設定変更をしたい動作を選びます。今回はVariAudioのピッチクオンタイズを編集したいので、「VariAudioの - ピッチクオンタイズ」を選択します。

ちなみに、変更できる動作の数はかなりの数です。普通に探すと大変です。なので、上部の検索ボックスに動作名を入れることをおすすめします。

今回は「variaudio」と入れて探すとすぐ出てきました。

 

3,ショートカットキーを入力する

「キーを入力」の欄に自分が割り当てたいショートカットキーを入力し、「適用」ボタンを押します。

今回は「W」を入力してみました。

これで適用されました。

これで、MIDIノートのクオンタイズのように、VariAudioでも簡単にピッチクオンタイズができるようになります。

 

他にカスタマイズしたほうがいいショートカット

①録音

個人的に、他にはカスタマイズしたほうがいいショートカットは「録音」ボタン。

トランスポートパネルのこの赤いボタンね。

デフォルトではテンキーのショートカットキーが割り当てられているんでテンキーを持っている方には関係ないんですが、テンキーを持っていない方は自分で他のキーに割り当てた方がいいです。リアルタイムでボーカルや楽器をレコーディングしたり、MIDI入力をリアルタイムレコーディングするたびにいちいちマウスで録音ボタンを押すのは結構面倒であります。

 

「録音」ボタンのショートカットキーの割り当て方

基本的には、上記で説明したやり方と全く同じです。

ただ、先程の「キーボードショートカット」のウインドウで「録音」と検索すると複数出てきてしまって見つけるのがかなり大変なので、まずは「トランスポート」をクリックし、

かなーり下の方にスクロールすると「録音」って項目があるので

ここから、最初に説明したやり方でショートカットを設定してください。ちなみに私は「D」に割り当てております。キーボードの突起の隣にあってなんとなく操作しやすそうだったんで。

 

MIDIイベントの終わりをクオンタイズ

クオンタイズはMIDIノートの始まりを整えますが、MIDIノートの終わりも整えることができます。デフォルトでは設定されていませんが自分で設定しておくと便利。こちらは「クオンタイズ」で調べるとすぐ出てきます。

ちなみに私は「Control+Q」にしています。

まとめ

というわけで、Cubaseで自分で好きなショートカットキーを割り当てる方法(ショートカットをカスタマイズする方法)の解説でした。

今回のように、最初から割り当てられないショートカットキーはもちろん、既に設定されているショートカットも自分好みにカスタマイズしたい方はぜひ試してみてください。かなり作業が楽になります!

 

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