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ミックス中、コンプレッサーのサイドチェインが効かなくなったときの対処法

ミックス中、サイドチェインをかけていたのに作業してたら突然サイドチェインのタイミングでコンプレッションされなくなってしまった時の対処法について解説します。

 

目次

 

突然サイドチェインが効かなくなる

ミックスしてたら、サイドチェインでコンプレッサーをかけていたのに、サイドチェインのタイミングでコンプレッションされてないやんけ!ということが多々あります。

例えば、WavesのRenaissance Compressor(以下RComp)では、しっかりサイドチェインのタイミングでコンプレッションされてると

真ん中の「Ratio」のバーがタイミングに合わせて黄色く光ます。

 

しかし、ミックス中、突然このサイドチェインのタイミングで黄色く光らなくなって全然コンプレッションされない事態に陥ったりします。

 

ミックス中にサイドチェインが効かなくなる原因

まずは、なぜミックス中にサイドチェインが効かなくなるかの原因について。最初はサイドチェインを設定して、うまいことサイドチェインが効いていたのに途中から効かなくなる、という場合はサイドチェインのかけ方自体は間違っていません。

そのため、主な原因は、サイドチェインで信号を送る側の「入力ゲインが足りない」ということになります。

 

私はよくミックス作業中、VCAフェーダーでまとめて各トラックのボリュームフェーダーを一気に下げたりするのですが、そのときにサイドチェインで信号を送る側のボリュームも一気に下げてしまうので、サイドチェインをかけたい側のトラックがうまくコンプレッションされないという事態が起こったりします。

 

サイドチェインが効かなくなったときの対処法

実際に、サイドチェインが効かなくなった場合の対処法としては、コンプレッサー側のスレッショルド値を下げる方法が有効です。RCompだと左側のバーを下げれば解決します。

 

コンプレッサーのスレッショルドとは

コンプレッサーでのスレッショルドは、「この値からコンプレッサーかけますよー」という値を決定するつまみ。突然極端に各トラックのゲインをまとめて下げたりすると、音量が設定した数値に届かなくなる→コンプレッションされないということになります。なのでスレッショルドを下げれば、入力ボリュームが小さくてもしっかりコンプレッションされるということなので解決します。

 

サイドチェインに限らず

まあ、サイドチェインに限らず、突然ゲインを下げるとコンプレッサー自体が効かなくなったりするので、そういう場合も今回と同じようにスレッショルド値を下げて解決しましょう。